派遣社員は悪いのか (12年前の話)

今日は働き方について書こうと思います。 正社員、契約社員、派遣社員、アルバイト、色々な働き方(雇われ方)があります。 私は正社員として働いたことがありません。大学を卒業して初めて雇われた形は「派遣社員」でした。12年くらい前の話になりますが、これからはADSLからインターネット光回線の使い放題が自宅で主流になるという話を信じ、その契約をとるのを必死に頑張りました。
12歳からの頃からコンピューターが好きで大学も工業大学を卒業していたので、ネット関係の仕事には興味がありました。

ただ、その仕事がやりたかったのではなく、「お金」で選びました。 私はブログにも何回か書いているのですが、21歳で718万円という借金がありました。 そのお金を早く返すための現実的な計算の結果、派遣社員という選択肢を選びました。

当時(2007年頃)は派遣社員 = 悪 というレッテルが非常に強いと肌で感じていましたが、私は派遣社員で良かったと思います。

大学卒業後、数か月して大学の友人たちと会う機会があり給料と仕事の話になりました。 当時聞いた話だと、私の友人のプログラマーになった人たちは

①大卒の初任給は手取りで「18万円位+ボーナスは業績」によるとのことでした。
残業代は〇〇時間まで含まれるとかそういう内容だったと思います。 「残業代の計算方法が悪い」「残業代もらえてない」など、愚痴もあったと思います。

私はそれを聞いたときに一番初めに思ったのは「ボーナス結局いくらなの」でした。
でも聞きませんでした。おそらく彼らもわからないと思ったからです。

さて、当時の私22歳の給料は 
「時給1600円」残業代は「時給2000円」

週5出勤、残業は27時間位して、1年間の平均で1ヵ月の手取り32万円位の給料でした。
年収400万いかないくらいです。おそらく正社員で能力のある人間だと少ないと感じるでしょう。

でも、当時の私はそれで、とても満足していました。
借金の返済、祖父母への仕送り、家賃、その他諸々を抜いても1か月で10万円以上貯金が出来ました。
「1年間で120万円」貯金出来る計算です。

当時、「派遣切り」と言葉がありました。言い方を変えれば「派遣社員は使い捨て」という事です。

「派遣って将来ないよねっ(笑)」

友人にも言われました。
私はこの言葉を聞いてもあまり気にしませんでした。
なぜなら、いつ切られてもいい準備をしていたからです。
かっこよく言えば、

「将来がないと言われても、自分で将来の準備をしていました」

色々と書きましたが、私は派遣の仕事があったから海外への道へと繋がったと思います。 

まとめですが、派遣社員決して悪くとないと思います。
そもそも、正社員、契約社員、派遣社員、アルバイトなどのそういう風にカテゴリを分けるのもどうかと思います。

1ヵ月の給料は手取りで17万円です。コンビニで昼勤と夜勤をしています。
時給は1200円です。アルバイトです。

これを英語で話すと日本のアルバイトの定義って何なのって言われると思います。

世の中に賢い人がたくさんいて、正社員、派遣社員、アルバイトなどカテゴリ分けをしっかり行ってそれについて激しく討論する人がいますが、これからの世の中自分が置かれた状況または選択した状況をいかに上手く利用していくかが大切だと思います。

カテゴリ分けされたルールについて文句を言っても時間の無駄です。

最後に「やりたいことがない人」もいると思います。
そういう方はとりあえず、銀行に100万円入っている状態を作ってみてください。
そして、だらだら生活してください。 私の経験上、日本で最低限度生活するうえで、100万円あれば10ヶ月は生活できます。 その10ヶ月何もしない生活を続けてみるといいと思います。何もしないことをずっと続けていると、
「やりたいことがないモード」から「やらなきゃいけないモード」に追い込まれます。
最終的にはどうしてたらスムーズに生活保護が受けられるかなど、勉強するきっかけになるかもしません。では、日本滞在も、あと7日今日はラーメンでも食べに行きます。 

海外で生活してみた。

「日本語パートナーズ」で調べてたどりついたみなさん、はじめまして。 申し訳ございませんが、2020年よりこのサイトは更新しておりません。 2021年8月に日本に帰国し、今は日本語オンライン講師兼主夫をやっております。

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