大学の行く意味

先日、堀江さんのYoutubeで「必ずしも大学に行く必要はありません」という動画を見ました。
私が大学を卒業したのは12年前になります。私は4年生の私立の工業大学を卒業しています。
大学ではLinuxや統計学について学びました。
経験から言うと、大学は行って良かったなと思っています。 
その理由は、自分より頭のいい人たちに出会え、自分では考えつかない意見や物事の考え方を学べたからです。勉強した内容については、決して今の仕事に役にたっているとは言えませんが問題や何か決断する時に少しだけ論理的に考えられるようになったのかなぁと思います。
私は高校が体育科だったので、上下関係が一番大切で、上の人がいう事が絶対という中で大学に行く前までは生活していました。

「論理的=屁理屈、生意気、口ばかり」 というような雰囲気で高校の3年間過ごしました。
人生の中のたかが、高校の3年と思うかもしれませんが、もし大学に行っていなければ、普通に就職して、上司や社長に言われたことを文句は自分の中だけに止めて、黙々と仕事をしている社会人になったと思います。

さて、大学の話しに戻りますが、堀江さんも話していましたが、学費について話したいと思います。
私の大学の学費は当時年間140万くらいでした。お金に余裕がなかったので、奨学金という名の学生ローンを借り22歳の卒業時には高校の学生ローンを含め、714万まで膨れ上がっていました。

大学では毎月10万円を借りていました。大学4年間で480万です。
大学4年間でかかった金額をざっと計算するとこんな感じです。
学費:560万円
教材費など:120万円
合計:680万円

約700万円ですが、これを社会人になって何年で取り戻せるか計算すると私が行って来た仕事だと決して良い投資ではありません。

私は卒業後に正社員で就職せず派遣社員で1年間働きました。
当時の給料は時給1500円でした。残業して手取りで27万ほどでした。
社会人1年目で年収360万ほどです。個人的には良かったと思っています。
ただ、この仕事、大卒じゃなくても出来る仕事でした。
私の同僚の先輩たちは、高卒の人が多く、私よりも仕事ができ、コンピュータのスキルも高く、色々な事を教えてもらえました。

大学で学んだことや経験が700万の価値があったかどうかをこれまで職歴から考えると大赤字だと思います。

学生時代に出会えた人達の縁が700万円の価値があると決めつけるのも、良い意味でも悪い意味で答えがだせません。

ただ、冒頭にも述べたように、私は大学に行って良かったと思っています。
その1番の理由は、もう既に学生ローンの返済が終わっているからです。
仮にもし今も学生ローンを払い続けて、苦しい生活をしているのであれば、おそらく「大学なんて行かなきゃよかった」と思っていると思います。
おそらく私は借金がないことにより、自分の決断は間違いではなかったと、証明したいのだと思います。

堀江さんがおっしゃっていた、人との出会いの場所ですが、本当に今はネットの時代で外に出なくても賢い人達に逢える時代だと思います。
コストを考えると本当に今の時代は700万円かけて大学で学ばなくていいなと私は同感しました。

ただ、ひとつだけ言えることは、決してすごくおいしくはないのですが、大学で友達と一緒に食堂でご飯を食べるという経験がネットでは味わえないと思います。私にとって大学といえば学食の「唐揚げ定食 Bセット」が一番の思い出なので。。。


海外で生活してみた。

「日本語パートナーズ」で調べてたどりついたみなさん、はじめまして。 申し訳ございませんが、2020年よりこのサイトは更新しておりません。 2021年8月に日本に帰国し、今は日本語オンライン講師兼主夫をやっております。

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